問診表に書ききれなくて、スマホのメモ帳が私の傷病記録になった。

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問診表を前にすると、いつも少し緊張する。何科で、何という病名で、いまどんな薬を飲んでいるか。頭ではわかっているつもりでも、紙を前にすると手が止まってしまうことがあった。

医療センター以外の病院を受診するとき、その緊張は特に強くなる。初めての場所、初めての問診表。空白を残したまま出すのが、なんとなく申し訳なくて、でも正確に書く自信もなくて。


何を書けばいいか、わからなかった

傷病の名前はわかる。でも、いつからその病院に通っているか、薬の正式な名称は何か、他の科との兼ね合いはどうか——そういうことを、咄嗟には出てこなかった。

おくすり手帳を持ち歩いていたので、薬については対応できた。でも、病歴や通院の全体像を正確に伝えるには、それだけでは足りないことに気がついた。


スマホのメモ帳に書き始めたのは、そんな理由から

最初はGoogleドキュメントに、思いつくまま書いた。どこの病院の何科に通っていて、病名は何で、薬は何を飲んでいるか。書いてみると、自分でも整理できていなかったことがあった。

書く動機は、シンプルだった。次に問診表を渡されたとき、ちゃんと書けるようになりたかった。それだけだった。


「別途」と書いて、画面を差し出すようになった

記録が増えてくると、問診表の枠には収まらなくなった。いまは、欄に「別途」と書いて、スマホのメモ画面をそのまま見せている。

最初は少し気が引けた。でも、受け付けの方も、担当の先生も、特に困った様子はなかった。むしろ、情報が整理されていることで、話がスムーズに進む感覚があった。

手のひらにスマートフォン、静かな光のイメージ

正確に伝えることが、自分を守ることだと思う

自分の傷病歴や服薬状況を、正確に伝えること。それは、より適切な医療を受けるための前提でもあると感じている。

記録をつけていると、「ああ、こんなにいろんな科に通っていたのか」と気づくこともある。全体像を自分で把握できていると、少し落ち着く。何かあったとき、すぐに出せる情報が手元にある、という安心感がある。

スマホのメモ帳は、私にとって問診表の準備になった。そしていつのまにか、自分自身の記録になっていた。